まだ、私が幼かった頃、母は刺繍の仕事をしていました。
ゆったりとした時間の中で、穏やかに刺繍をしている母が大好きで、
幼いながらに「私も刺繍をしてみたいな。」と心の中でおもっていました。
小学1年生になると、はじめて針を持たせてくれて、図案を写すところから
ひとつひとつ教えてくれたのだけど、玉止めを教えてもらいそこねたようで、
はじめての刺繍の裏側は、セロテープで止めてありました。
大人になって、その刺繍を見つけてクスッと笑ってしまいました。
刺繍をする度に、「針山に刺す針の数を決めて、必ず数えるように。」と何度も言われ、
いまでも、お裁縫をする度にその言葉を想いだします。
小さな小さなピンクッションは、お気に入りの針を1本だけ選んで使うときに。
持ち歩きができる小さめのお裁縫箱にこのピンクッションがいいかもしれない。
久しぶりに刺繍をしてみようかな。
Size Black: Φ3cm/W2.5/D2.5/H4.3 White: Φ2.5cm/W2/D2/H3