日別アーカイブ: 2014/05/07

北海道の厳しい自然を生き抜いてきた、白樺の景色。

maruipankago_450

お茶の世界では、茶碗の釉薬の変化や偶然できた傷を景色として楽しみます。
北海道の厳しい自然を生き抜いてきた白樺に想いをはせながら、
自然の姿をみて、感じるような、白樺かごを作りたいとおもいました。

白樺の樹皮は、ひとつひとつすべて、色も厚みも模様もそれぞれ。
節や瘤、模様のようになっている線の太さや長さ、色までもいろいろで、
フラットでキレイな樹皮もあれば、荒々しかったり、波をうっている樹皮もあり、個性に溢れています。

フラットでキレイな樹皮は、樹皮テープにするのもスムーズで、びっくりするほど作業が早く進みます。
一方、荒々しい樹皮の作業は簡単ではなく、カッターで削りながら厚みを整えます。
テープにしてからも1本1本カッターで削り、フラットな状態に整え厚みを揃えていくので、
編むまでの工程は、通常の何倍もの時間を必要とします。
この工程をじっくりと丁寧に行うことで、想像以上に美しい仕上がりにつながります。

今回は、このワイルドな樹皮を1.2cm幅にカットして、パンかごを製作しました。
ちょうど文庫本が入る大きさなので、ベットサイドに読みかけの本を入れるのにもピッタリ。

樹皮の模様、節や瘤が景色となり、自然の力強いエネルギーを感じることができる
満月のような美しい白樺かごに仕上がりました。


「WILD style 1.2  Circle Φ21.5」

maruipankago_405-2
 Size Φ21.5cm/W16.5/D16.5/H7