月別アーカイブ: 2014年6月

白樺樹皮採取。初夏の森へ。

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忘れられない夏の1日。

生きている白樺の木から樹皮をいただいた去年の夏、
作り手である自分にとって、心の中心となる想いがすっと降りてきた日。

採取するまでにたくさんの想いが巡り、自分と向き合う日々が続きます。
6月は、森へ行ったり、庭の野菜やお花の世話をしたりと自然と共に過ごしていました。

今年もいくつかの場所で少しずつ樹皮をいただくことができました。
しっとりと美しく艶やかに輝やく、黄金色の樹皮です。
鳥のさえずりを聴きながら、爽やかな風を感じながら。

今年、白樺の樹皮を採取できなかったら、それでよいとおもっていました。
自然の理を感じ、意識しながら、心の声に耳を澄ませて。
もし許していただけるなら、きっとよいタイミングがあるかな、と信じて。
でも少しドキドキしながら、この日を待っていました。

「おじゃまします。」とキラキラしている森へあいさつをして入ります。
帰るときは「ありがとう。」の気持ちと自分の想いを、
白樺はもちろん、森の木々たちにも語りかけ伝えました。

ある山には、お地蔵さまがいらっしゃって、
地主さんへ許可を取ってくださった方と一緒にごあいさつをして、
そして、また帰る時もごあいさつをさせていただきました。
近くには小川も流れていて、水辺まで鹿の道が続いていました。

たくさんの方々にご協力をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんの想いと共に、心に寄りそうような白樺かごづくりをしていきたいとおもいます。

本当にありがとうございます。

 

日々の暮らし、白樺かごづくり。
ayaco yoshioka

 

白樺のクラッチバッグ。

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深い色のドレス、ワンピース、パンツスタイルに合うような、大人のクラッチバックを作りました。
シンプルなスタイルに、ハイヒールやミュールもいい。

海の近くに暮らす友人から「Gパンに白いシャツ、ビーサンでこれを持ってみたい。」とメッセージ。
かっこいいかも。素敵な大人のためのバック。

樹皮は、ワイルドなタイプ。幅は2cm。 → WILD Style

 

日々の暮らし、白樺かごづくり。
ayaco yoshioka

 

森で過ごす。学びの1日。

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「クマに注意!」5月のはじめ、近所でクマの目撃情報があり、
注意を促す至急回覧が郵便受けにはいっていた。

私が暮らす地域は、GoogleMapで見ると森に囲まれている。
クマの暮らす場所に私たちが住まわせてもらっていると言った方がいい。
なんだか、申し訳ない気持ちになってしまう。

近くに森はあるけれど、森について知らないことばかり。
白樺のこともだけれど、もっと森のことを知りたいとおもっていた。

先日、ご縁があって、森林のボランティアに参加させていただくことになった。
自然から離れている時期があると、自然に戻ることになぜか躊躇してしまう気がする。
だから、少しずつ自然に戻るような感じが、いいのかもしれない。
自然の力に、人間はかなわないことを知っているから、なおさら、恐れを感じるのかもしれない。

大分で暮らしていた頃は、ダイビングとボディボードをしていて海にお邪魔していた。
そのときもおなじように、少し勇気が必要だった。
いつも心の中で「お邪魔します。」と言って、海にはいった。
そしてしばらくして、どしゃぶりの雨が降っても気にならなくなっていた。
むしろ、水面に落ちる雨の音を楽しんでいた。
ある日、砂浜に寝転ぶと、地球と一緒になれた感じがした。

それなのに、東京にもどって、また、遠くなってしまったのだ。
「地球と切り離された感じ。」と言うと、みな笑うんだけれど。
北海道で暮らしはじめて、また地球に近づけた(笑)
森へ行くと、自分も自然の一部になって過ごすことができる。

森へはいるときも「お邪魔します。」とあいさつをしよう。
新緑に包まれた森にある白樺の小屋には、カラフルなリュックがキレイにならんでいた。
全員、キチンとヘルメットをかぶり、ラジオ体操をしてから活動を開始する。
この日は、子どもたちが作った樹名札づくりの仕上げ作業。

作業の前に、森をぐるっと歩きながら大切なことを教えていただいた。
「これだけ覚えておいてね。」と教えていただいたのは「ミズナラ」。

地中深くまで根っこがのびて水分を補給できるため、地面が乾燥していても強い。
ミズナラという名前は、その木の中に、多量の水分を含んでいることに由来するとも。樹齢は400年。
一昨年は、どんぐりがじゅうたんのようにいっぱい広がっていて、
そのどんぐりから、小さなミズナラとなって顔を出していました。
けれど、去年のどんぐりはとても少なかったそう。

年によって、そんなにもどんぐりの量が違うなら、
クマがエサを探して人間の暮らす場所に姿を現してもおかしくないかもしれない。

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ちいさなちいさなミズナラ。

白樺の種はハートの形で翼がついている。
さわってみるとふっくらした種のまわりに翼がついている。
同じように翼のついた種、ハルニレ、イタヤカエデの種がありました。
イタヤカエデは、ブーメランのような形。遠くまで飛んでいけそう。
自然の作りだす形は面白い。そして、不思議!

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ハルニレの種。翼のついた種は「翼果(よくか)」と呼ばれている。

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イタヤカエデの葉っぱとブーメランのような種。

森を歩いていると、たくさんの「ウルシ」。
ふれないように気をつけながら。

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「ツタウルシ」のようです。

上品な白いお花が目にとまり、帰ってから調べてみると、
地域によっては絶滅危惧種になっている「ササバギンラン(笹葉銀蘭)」。ランの仲間でした。

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上品な「ササバギンラン」はランの仲間。

そして、静かに佇む白樺の木々。美しい。
焚火の炎のゆらぎや、時折聞こえるパチパチという音にも癒されます。

作業は、樹名札に穴をあける人、繋ぐ人、棒を切る人、防腐塗料を塗る人、
道具を手入れする人、薪を運ぶ人、薪を下ろす人など、自然と役割りにつき、
その手際の良さと、スムーズな仕事は、普段の活動率の高さにもあらわれているとおもいました。

清々しい森の中で、みなさん楽しそうにイキイキと活動をされていて、
自然の中で過ごす時間の大切さをあらためて感じた1日になりました。

これからも、少しずつ森のことを学んでいきたいとおもいます。
貴重な森の時間にご一緒させていただき、ありがとうございました。

白樺のポシェット。

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今年の1月から、ずっとお待たせしていた白樺のポシェット。
やっとお届けすることができました。

大切な友人のひとり、Chiefunaさん
彼女はヨーロッパのヴィンテージファブリックを使ったインテリア布雑貨のデザイナーさん。

どこの誰なのかわからない私の作品を一番最初に手にしてくださって、
そして私も彼女の作品に一目惚れして直接彼女に会うことになって。
作品のひとつひとつを見れば、作品づくりの姿勢が見える、感じる。
飾らない彼女の心は清々しく、温かなエネルギーに溢れています。
人柄や作品もなのだけど、いつも素敵なコーディネートでとっても可愛いのです。

「おばあちゃんになっても使います!」と言ってくれて、
本当に喜んでくれて、言葉では表せないくらいうれしかった。

Chiefunaさんが喜んでくれたように。
作品を見ただけで伝わるように。感じるように。

そんな作品づくりをスロウに、1歩ずつ進めてゆきたいとおもいます。

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Chiefunaさんのサイズに合わせてショルダーの革紐をつけました。

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一目惚れの「おめかしフクロウさん by Chiefunaさん」。いつも見守ってくれています。
本物のフクロウさんに会いにゆき、じっくり観察してから製作されているのです。

 

2番皮・3番皮でつくる白樺の小物たち。Vol.2

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2番皮・3番皮でつくる白樺の小物たち。Vol.2です。

白樺樹皮の端切れ、2番皮・3番皮、白樺の根っこを、
それぞれSIWAさんのボックスに保存しているのですが、
2番皮・3番皮ボックスがいっぱいになってきました。

前回の格子柄のポットマットよりも厚みがあり、
コーヒーもサーブできるポットスタンドを製作しました。
小さなミルクパンやケトルも置けそうです。

はじめの編み方は星の飾りと一緒で、
同じ編み方を繰り返してゆくと、どんどん長くなって、
子どもの頃にリリアンを夢中で編んだ記憶が蘇ります。

好みの長さで丸く繋ぐと、太陽のようにも、
向日葵のようにも見える、ポットスタンドができました。

捨ててしまうのは簡単かもしれない2番皮・3番皮だけれど、
こうしてひとつひとつ編んであげたら、新しい命に繋がってゆきます。
それがとてもうれしくて、また何をつくろうかな?と想いをめぐらせています。