日別アーカイブ: 2014/06/08

森で過ごす。学びの1日。

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「クマに注意!」5月のはじめ、近所でクマの目撃情報があり、
注意を促す至急回覧が郵便受けにはいっていた。

私が暮らす地域は、GoogleMapで見ると森に囲まれている。
クマの暮らす場所に私たちが住まわせてもらっていると言った方がいい。
なんだか、申し訳ない気持ちになってしまう。

近くに森はあるけれど、森について知らないことばかり。
白樺のこともだけれど、もっと森のことを知りたいとおもっていた。

先日、ご縁があって、森林のボランティアに参加させていただくことになった。
自然から離れている時期があると、自然に戻ることになぜか躊躇してしまう気がする。
だから、少しずつ自然に戻るような感じが、いいのかもしれない。
自然の力に、人間はかなわないことを知っているから、なおさら、恐れを感じるのかもしれない。

大分で暮らしていた頃は、ダイビングとボディボードをしていて海にお邪魔していた。
そのときもおなじように、少し勇気が必要だった。
いつも心の中で「お邪魔します。」と言って、海にはいった。
そしてしばらくして、どしゃぶりの雨が降っても気にならなくなっていた。
むしろ、水面に落ちる雨の音を楽しんでいた。
ある日、砂浜に寝転ぶと、地球と一緒になれた感じがした。

それなのに、東京にもどって、また、遠くなってしまったのだ。
「地球と切り離された感じ。」と言うと、みな笑うんだけれど。
北海道で暮らしはじめて、また地球に近づけた(笑)
森へ行くと、自分も自然の一部になって過ごすことができる。

森へはいるときも「お邪魔します。」とあいさつをしよう。
新緑に包まれた森にある白樺の小屋には、カラフルなリュックがキレイにならんでいた。
全員、キチンとヘルメットをかぶり、ラジオ体操をしてから活動を開始する。
この日は、子どもたちが作った樹名札づくりの仕上げ作業。

作業の前に、森をぐるっと歩きながら大切なことを教えていただいた。
「これだけ覚えておいてね。」と教えていただいたのは「ミズナラ」。

地中深くまで根っこがのびて水分を補給できるため、地面が乾燥していても強い。
ミズナラという名前は、その木の中に、多量の水分を含んでいることに由来するとも。樹齢は400年。
一昨年は、どんぐりがじゅうたんのようにいっぱい広がっていて、
そのどんぐりから、小さなミズナラとなって顔を出していました。
けれど、去年のどんぐりはとても少なかったそう。

年によって、そんなにもどんぐりの量が違うなら、
クマがエサを探して人間の暮らす場所に姿を現してもおかしくないかもしれない。

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ちいさなちいさなミズナラ。

白樺の種はハートの形で翼がついている。
さわってみるとふっくらした種のまわりに翼がついている。
同じように翼のついた種、ハルニレ、イタヤカエデの種がありました。
イタヤカエデは、ブーメランのような形。遠くまで飛んでいけそう。
自然の作りだす形は面白い。そして、不思議!

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ハルニレの種。翼のついた種は「翼果(よくか)」と呼ばれている。

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イタヤカエデの葉っぱとブーメランのような種。

森を歩いていると、たくさんの「ウルシ」。
ふれないように気をつけながら。

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「ツタウルシ」のようです。

上品な白いお花が目にとまり、帰ってから調べてみると、
地域によっては絶滅危惧種になっている「ササバギンラン(笹葉銀蘭)」。ランの仲間でした。

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上品な「ササバギンラン」はランの仲間。

そして、静かに佇む白樺の木々。美しい。
焚火の炎のゆらぎや、時折聞こえるパチパチという音にも癒されます。

作業は、樹名札に穴をあける人、繋ぐ人、棒を切る人、防腐塗料を塗る人、
道具を手入れする人、薪を運ぶ人、薪を下ろす人など、自然と役割りにつき、
その手際の良さと、スムーズな仕事は、普段の活動率の高さにもあらわれているとおもいました。

清々しい森の中で、みなさん楽しそうにイキイキと活動をされていて、
自然の中で過ごす時間の大切さをあらためて感じた1日になりました。

これからも、少しずつ森のことを学んでいきたいとおもいます。
貴重な森の時間にご一緒させていただき、ありがとうございました。