Size Φ19cm/W15/D15/H12.5
白樺樹皮細工の作家さんや職人さんは、白樺かごのサイズによって樹皮の幅を変えたり、
自分の好みの幅で作るなど、それぞれのスタイルがあります。
以前のBLOGで、「白樺の大きめのかごは、北欧の作家さんの作品をみても、
樹皮の幅は2.5cm以上が多いようです。」と書きました。
細めの樹皮で製作した大きな白樺かご(→ 深くて大きなワンハンドルの白樺かご。)は、
細かい編み目が美しく、デザインに日本人らしいエッセンスが入ります。
今回は、また視点を変え、
逆のスタイルで『太め幅の樹皮で小さめのかご』を作ってみることにしました。
シンプルな白樺かごは、樹皮の幅と本数、高さの調整だけでガラッとその雰囲気を変えます。
1mmサイズが違うだけで仕上がりのサイズが全然違ってくることにもビックリさせられます。
同じかごを作っても作り手によって、同じにならないところも不思議であり、楽しみでもあります。
『太め幅の樹皮で小さめのかご』は、実際に作ってみると、ゆったりしたサイズになりました、、、
仕上がりはやわらかく、ふわっとやさしい雰囲気です。
太い幅も細い幅もそれぞれに美しさや可愛らしさがあり、デザインを考える時はいつもワクワクします。
どんな場所でどんな風に使っていただけるだろう?どうしたら心地よいかな?どんな方が使ってくださるかな?と、いろいろと想像しながら、デザインを考えて編んでゆきます。
この白樺かごは、ちょうど、CDやペーパーナプキンが入るサイズで、
深さを抑えているので、物の出し入れもしやすく、実用性にも優れています。
製作中の生地や毛糸を入れておいたり、キッチンでじゃか
お財布、かぎ、
ハンドルがあるので、いつでもお好きな場所に持っていったり、
ささっと片づけるのにもぴったりですね。
日々の暮らし、白樺かごづくり。
ayaco yoshioka