日別アーカイブ: 2014/08/05

私の白樺かごづくり。

独学での白樺かごづくり。

秋田の曲げわっぱの職人さんも独学で曲げわっぱづくりをはじめ、
全国から様々な曲げわっぱを集めて研究したという。
とてもうれしかった。私も同じだった。
誰もがはじめての時がある。ベテランの職人さんにもはじめての時があった。
そうおもうと勇気がでて、ひとつずつ学ぼうとおもえた。

スウェーデンやロシアの書籍や、作家さんの作品をじっと観察する。
白樺の樹皮をずっと見つめる。時には何時間も。何もできない日もある。
樹皮は厚みも色も素材感もひとつひとつに個性があり、その樹皮に合うデザインを考える。
使ってくださる方を想像しながら、デザインや設計図を描き、頭の中で何度もシュミレーションを繰り返す。

白樺や森のこと、自然のことは、森に携わるたくさんの方々から学んでいます。
白樺の生きている環境、自然の循環を見つめ、いままでの人生を重ね深く考える。

きっと、みんな普段は口にしなくても、ひとりひとり人生を変えてしまう一瞬があって、今につながっている。

東京で仕事をしているとき、地球と切り離されたような気持ちになっていた。
そんなふうに言うとみんな笑うんだけれど。本当に。
北海道で暮らしはじめて、また地球とつながることができた。
日常の暮らしの中に自然があることが、自分にとってとても大事なことなのだと、そのとき気づいた。

自然や森の循環の中で自分には何ができるのか?を問う。

森で過ごしたり、白樺の木に会いに行ったり、仲間と話しをしたり、
作品をつくりながら、ひとつひとつ答えを探しています。

いつも心にあるのは、生きている白樺の木から樹皮をいただいたその瞬間のこと、
森で過ごした時間のこと、協力をしてくださっているたくさんの方々のこと。

白樺かごを編むことを許していただいて。それはもう、自分の力ではないとおもう。

いまこの環境に感謝をしながら、自然や森、白樺の木々がよろこんでくれるような、
かごを手にしてくださった方々が笑顔になれるような白樺かごづくりをしていきたい。

そして、自然の循環の中で生きていきたい。自然の循環の役に立ちたいとおもっています。

『mori+』

「白樺かごを通じて、自然や森とつながることを感じて欲しい。」という想い、
「自然や森の循環の役に立ちたい。」という想いを込めて名づけました。

ちいさな一歩から。

白樺にふれて、心の声に耳を澄ませて。
自然や森とつながる時間になりますように。

どうぞ、よろしくお願いいたします。