日別アーカイブ: 2015/03/12

真樺のおむすびかご。

makabakago

厳しい冬を乗り越えてきた自然の生き様を感じさせる模様。
白樺よりずっと堅い真樺の樹皮。
逞しくワイルドなこの樹皮の表情は、男性的な強さを感じる。

白樺の仲間でもある真樺。
樹皮を鵜飼いの灯し火として使われたことから、
ウダイカンバ(鵜松明樺)とも言われるのだそう。

去年の夏に伐採予定の木から樹皮をいただき、
なかなかカタチにできずにいた。
時間が経つほどに樹皮は堅くなり、表皮は全く剥げない状態に。
そして、仕方なく表皮ごと厚みのある樹皮をカットし、
1本1本表皮を削ることに。

とてつもない時間がかかってしまった。

白樺もそうだけれど採取後、すぐに表皮を剥ぎカットをする。
それが一番効率が良い。けれど、ひとりで下処理をするのに、
コンプレッサー等の機械もなく、手で1枚1枚剥いでいくのには限界がある。
なんて、言い訳かな(笑)

私は、先にカットをせず、樹皮を見て、その樹皮に合う作品を考えてからカットに入ることが多い。
作りたい作品があっても樹皮がその作品に向いていないと作らないので、
オーダーをお待たせしてしまうこともあり、申し訳なくおもうこともしばしば。

今年はどれくらいの樹皮と出逢えるのか、まだ未知数だけれど、
きっと、私の力ではない何かがそっと背中を押してくれることを信じて。

ワクワクするような作品が頭の中に沢山あります。
北海道のゆっくりした時間の中で、ひとつひとつ丁寧に編んでゆきたいとおもいます。

あせらずにじっくりと。

おむすびかご。おむすび3つ入ります。
雪がとけたら、おむすびを持ってピクニックに行こう!